女性を悩ませる上司のパワハラ
妊娠出産と精神的な問題は切っても切れない関係があることは沢山の方が知っていることですね。
仕事環境における精神的ストレスが原因で不妊になっているのではないかと悩む働く女性も多いのではないでしょうか?
先日、私の可愛い後輩(女性)が男性上司からの心無い言葉で傷ついていることを話してくれました。そこで私ならどうするか?どう思うか?と相談を受けました。後輩は私にとっては大切な友人ですから、どうしても気持ちは彼女に寄せてしまいます。
しかし、「なぜその上司はパワハラが止まらないのか?」「何かまた嫌なことを言われたらどのように自分の心をコントロールしたら良いのか」ということを後輩と一緒に考えました。
きっと沢山の方が同じような状況かと思い、本人に了解をいただきましたので実際のストーリーをシェアしたいと思います。
上司のパワハラが苦痛!トイレで一人泣くことも!
結婚して1年になる後輩は26歳で現在有名証券会社の営業として働いています。
「そろそろ赤ちゃんが欲しいと」夫婦で1年前から頑張っているがなかなか妊娠しないのです。
26歳と若い後輩ですが不妊治療のクリニックに検査に行ったほうが良いかどうかも検討中です。しかし後輩は不妊の原因には別の問題があるのではないかと考え始めたのです。
それは職場で31歳の男性上司からちょいちょい心無い言葉をあびせられ凹むことがたびたびあり「きっと妊娠しないのはあの上司のパワハラのせいかもしれない!」と考え始めていたのです。
「おまえは自分がここにいる意味あると思ってんのか?」
人が集まれば会社であれ、なんであれ大なり小なり問題はありますし、全ての人が自分に優しいわけでもなく、自分と気が合うわけではありません。私の後輩はとても頭の良い女性ですが、人間ですからミスだってするでしょう。
こと有名証券会社ともなれば、私の想像を超えた苦労のシーンがたくさんあるのでしょう。しかしどんなシチュエーションでも超えてはいけない一線はあるわけです。実際にどんな言葉をその31歳男性上司に言われるのか聞いたところ
「おまえは自分がここにいる意味あると思ってんのか?」
「おまえは必要とされている人間じゃないよな!」
などなど…
これは耳を疑う言葉ですね。後輩いわく、もっとひどいことを言う上司も他の店舗にいるんだとか…そして数名の同僚女性はうつ病になり退職してしまいました。
福利厚生は良いけれど、大切なのは心の健康 「全と個」
後輩の話を聞くと、その証券会社は福利厚生がものすごく良いのです。産休育休制度はもちろん完璧ですし、賃貸なら7割会社が家賃を負担してくれ、家を買えばローンを月に10万円負担してくれるとのこと。その他にも色々と社員でいる恩恵があるようです。
福利厚生がとても手厚いということは会社は社員を大切にして長く勤めて欲しいわけですね。しかし、手厚い福利厚生と安定した収入を切り捨てても退職したくなるパワハラは鬱になるほどきついですね。「全」→会社は社員を大切にしたいが、「個」→上司は部下の育て方を知らない。これでは堂々巡りですね。
指導とパワハラは全く違う
後輩は自分が上司からパワハラを受ける原因は自分に非があるからではないかとも考えていました。もちろん、部下が仕事でミスをしたら指導するのが上司の仕事です。しかし指導とパワハラは全く違います。この31歳男性上司の言葉は明らかにパワハラだと私は思います。
- ミスをした事実の部分について話をする。
- 部下が同じミスを繰り返さないように解決策を指導する。
- または解決策が見つけられるように寄り添う。
- 人格的なことの否定や、部下の立場を危うくさせることは言わない。
「おまえは自分がここにいる意味あると思ってんのか?」
「おまえは必要とされている人間じゃないよな!」
明らかにパワハラですね。
指導をきちんとしてくれる上司は人間的にも愛があります。“愛のある𠮟り”と“ストレス解消のためのパワハラ”は簡単に見分けられますよね。
いじめっ子の心理を考えてみる
そこで後輩は私に質問しました。
「明子先輩なら、おまえは必要とされている人間じゃないよな!といわれたらどうしますか?」
ぱっと、私の頭に浮かんだことは、私ならニヤッと笑って一言「貴方もね」と言ってやりますかね(笑)
後輩にいったら「そんな事は絶対に言えません」と言われてしまいました(笑)そりゃそうだ!確かに図々しいおばさんのなせる業ですな!
まあ、冗談はさておき…でも「貴方もね」って返しはどきっとするでしょうね。なぜなら、部下に対してそんな意地悪をいう上司は本来は会社にとって必要のない人材ですね。その上司のせいで優秀な女性社員たちが鬱病になり退職しているのが事実なのですから。
そこで、私は後輩にいじめっこの心理について理解すれば、上司の言動がいかにみじめで情けなく実は可哀そうな人なのだとわかり、精神的に一段上から上司を見ることができるから余裕が出るよと伝えました。
- いじめっ子はたいてい弱い。いつもビビッて生きている。
- なぜなら、小さいころから親や家族から本当の愛を十分に受け取っていない。
- だから自尊心、自己肯定感が低い。
- ついでに食生活が悪い。
こんな特徴があると思います。きっとこの上司は学歴は良いのでしょうね。しかし、本当の教養はないですし、きっと親からもきつい言葉を小さい頃から浴びせられて生きてきたのでしょう。人は小さい頃から自分が言われてきたことが大人になって後を引くものです。だから子供の時の環境は大切なのですね。
結婚しているようですが奥さんからも大切にされていない可能性が高いです。
また食生活がひどいと心にも悪影響が出てきます。例えば朝食を食べずに、昼は炭水化物をドカンと食べて、夜はお酒とおつまみだけというような生活をしていると血糖値のアップダウンがひどくなり、イライラしたり切れやすくなります。
本当の意味で幸せに生きている人は、意地悪はしません。
この上司はコンプレックスが強く、自信が本当はなく、だれかをいじめることで自分の立場を一生懸命確保しているみじめで哀れな男なのです。
そう話すと後輩は「ほー!」と感嘆の声をあげ、目に力が戻りました。若くまっすぐな後輩は上司というものは自分よりも常に上をいく人と思い込んでいたようです。私はスピリチュアルな人ではないですが、魂の位の高さは年齢や学歴や収入は全く関係ないことを伝えました。後輩はいろいろと合点がいったようです。
おばさんになるのも悪くないよ!!
後輩は社内の40代以上のおばさま先輩方が男性上司の心無い言葉を「はいはいはいはいー」と上手く流して全く動じないのが不思議だったそうです。
そう、百戦錬磨のおばさまたちは、その人生経験によって「弱い犬は吠える」という事実を知っているので全てを俯瞰から見ているのでしょうね。
おばさんになるのも悪くないですよ!怖いものがなくなります(笑)
パワハラ上司には毅然とした態度が効果的
パワハラ上司は後輩が悲しい顔をすると嬉しいわけです。ですから後輩もちょっと勇気がいりますが、また上司に
「おまえは自分がここにいる意味あると思ってんのか?」
「おまえは必要とされている人間じゃないよな!」といわれたら
真顔で「あなたの言葉にずっと傷つけられてきました。本部に報告いたします。」と一言毅然と答えれば良いのです。
悲しい顔を期待していた上司は「はっ」とさせられるはずです。
この証券会社は明らかなパワハラは飛ばされるそうなので、そこでやっと気が付くか?それとも一生パワハラして生きるのか? 彼自身が幸せに生きる選択をできるかどうかで決まりますね。
不妊とストレスと食
女性の体はしっかりとセンサーが付いていて、強いストレスを感じるとホルモン系統に影響が出やすく本当に生理が止まったり、生理周期が乱れたりします。ストレスが脳下垂体に及ぼす影響です。生理が止まってしまえば排卵が危うくなりますので当然不妊になります。
私の後輩はちょっと生理周期が乱れるときがあるのでタイミングが取りにくかったという事も1年間妊娠しなかった原因の一つでしょう。しかし、若くとも不妊になる原因は多々あるので検査だけでも受けておくに越したことはありません。不安要素は取り除きます。
そして、ストレスに負けない体作りを普段から食と生活習慣で実践することも大切です。
これは、実は子宝体質になる事と同じです。
同じストレスを受けても全く動じない人と鬱になってしまう人と違いがあります。マクロビオティックではすぐに思い悩んでしまう人は胃脾が弱いと考えます。胃脾の五味は甘味にあたります。
スイーツの食べ過ぎで体に水を沢山ため込んでいる人は、くよくよしやすい傾向にあります。甘いものは体を緩めホッとしますが、とりすぎは注意です。毎日連続して食べないで、食べる日と食べない日をしっかりわけて体調管理をしましょう。
気持ちがすっきりした後輩
「不妊の原因がパワハラなのでは」と暗い気持ちだった後輩が、我が家から帰るときは気持ちがスッキリとし、やるべきことが整理できたようです。
- いじめっ子の心理を知り、パワハラ上司の言動を俯瞰からながめる
- 何か言われたら毅然とした態度で冷静に対応をする
- 念のために不妊治療専門医にいき不安要素がないか確認する
- 食と生活習慣を整え、ストレスに負けない体を作ることで自然と子宝体質になる
- 優しい旦那様と楽しく過ごす
遊びにきた後輩ですが、すっかりカウンセリングになってしまいました。
世の中にはパワハラに悩まされているかたが沢山いらっしゃると思います。誰かの気持ちがこの記事で前向きになれたら嬉しいです。
可愛い後輩のもとに、赤ちゃんを望むすべての方にコウノトリがやってきますように!!
子宝カウンセリングを受けたことがあり継続コースをご希望の方
★著書のご紹介★
マクロビオティックをベースに「食と生活習慣」を見直す方法を具体的に書きました。
妊娠にむけて体作りをベースからしっかり始めたい方、不妊、婦人病に悩む方、穏やか更年期を迎えたい方へ
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