クマの望診

鏡を見た時に「あれっ?目の下にクマができている?寝ているのになぜ?」ということや、お友達に「大丈夫?疲れているの?クマができているよ?」なんて言われたことはありませんか?

自分は健康で元気なのに、クマがあるだけで少し不健康に見えたり、疲れて見えるのは勿体ないですね。

実はクマにも種類があり、色や状態によって体質や、自分の体に対して多すぎる食べ物などが見えてくるのです。

今日は美容の大敵、「クマ」について望診法の視点からお話ししましょう。

クマの色や目の下の形態を望診する

先ず大まかに望診すると目の下の反射区は「腎」です。

「腎」は腎臓、膀胱、泌尿器、生殖器、ホルモン、髪、耳、歯などを司る柱です。

ですから目の下が膨らんでいたり、ブツブツができてしまった場合は体に余計な水が溜まっていたり、脂肪のとり過ぎで腎に負担がかかっているということです。

そしてクマですが、クマには色の違いがあります。

まずクマのタイプをしっかり望診して分類してみましょう。


原因によって、茶クマ、青クマ、赤クマ、黒クマの4種類があります。

茶クマ

茶クマは、主に皮膚に色味がついてしまったことによります(色素沈着)があります。

色素沈着ですから外側からの刺激で考えると花粉症やアレルギーがあって目をこすってしまう人も茶クマができやすいです。(アレルギー体質という事はこれも根本的には内側からの問題でもあります)

そして内側から考えると、茶色で出るサインと言えば、砂糖、小麦のコンビネーションによるシミもあります。

基本的に色素沈着が原因ですので、皮膚そのものに色味がついているのが特徴です。

見分け方としては、目の下の皮膚を下に引っ張っても色味が変わらない点です。

こんな人は茶クマに注意しよう!

  • アイメイクを落とさずに寝てしまう
  • よく目をこする(花粉症・アトピーなど)
  • 肌のくすみが目立つ

茶クマの解決策

色素沈着が進んでしまうのは、肌のターンオーバーがうまく進まないことが原因です。

これはどのトラブルにも共通していえますが、まずは早寝早起きです!

21時から23時は東洋医学ではホルモンを充実させる時間となります。この時間には布団に入っていることがポイントです。

またマクロビオティック望診法では根本的な原因となるアレルギー体質を解決するためには「肺・大腸」を大切にすることが重要と考えます。

その最初の一歩は便秘をしないということです。

青クマ

青クマは、血行不良が原因で青く見えるクマで、寝不足やストレスなどによって起こります。

うっ滞(うったい)した静脈の血液が透けて見えてしまいます。


目の下の皮膚を引っ張ってテンションをかけると青みが薄くなります。

こんな人は青クマに注意しよう!

  • 皮膚が薄い
  • 肌が白い
  • パソコンやスマホなど目を酷使している
  • 睡眠不足、ストレスがたまっている

青クマの解決

マクロビオティック望診法では青というのは「肝・胆」の不調を表す色です。


「肝・胆」を痛める原因には大きく分けるとデトックスしなくてはいけない薬剤、アルコール、油、添加物などのとり過ぎです。

そして日頃のストレスで疲れが溜まり過ぎていて肝が弱っていて「お血」になっていて、血流が悪い状態であることも考えられます。

出来るだけ余計なものを体に入れない生活を心がけ、油との付き合い方に気を付けましょう。

お酒も程々にし、自分なりのストレス解消法を見つける事です。

黒クマ

黒クマは、加齢によるたるみが原因でできるクマで、目の下の皮膚が内側にくぼみ、黒い影ができることで現れます。

加齢により皮膚のたるみが原因ですので、目の下の皮膚を上にリフトすると目立たなくなります。

こんな人は黒クマに注意しよう!

目の下がおちくぼんできた
・頬のたるみが強い
・年齢よりも老けて見えるようになった

黒クマの解決策

マクロビオティック望診法では陰性食品と陽性食品の両極端な食べ方(スイーツと肉の過食など)は血流を悪くしお血へと体を導くと考えます。

すると黒や青という形で体へのサインが出てきます。

また薬品や添加物も血の状態に影響をあたえるので自分の食事の偏りや生活習慣をしっかりと見直してみましょう。

肉を食べる時は辛味野菜(大根やネギ等)を必ず付け合わせるようにしましょう。

赤クマ

目の下の脂肪が膨らむことによって、影になってしまいクマのように見えてしまいます。


その脂肪のふくらみで筋肉が押されて、皮膚の下の筋肉などが透けることで赤く見えるのが赤クマです。

こんな人は赤クマに注意しよう!

  • 影になって目の下が黒く影になる
  • 目の下の皮膚や脂肪がたるんでいる
  • 目の下のふくらみが目立つ

赤クマの解決策

膨らんでしまうという事は緩んでしまうという事です。

マクロビオティック望診法では膨らむ緩むの原因は陰性食品過多のサインと読み解きます。

代表的な陰性食品といえばアルコール、砂糖、南国の果物です。

陰性に体が傾くと膨らみやすくなるので筋肉がたるみやすくなります。

特に乳製品が多い人はたるみが早く起こりやすくなります。

目の下や頬など、全体的にたるみが目立つ人は陰性食品や乳製品が多くなり過ぎていないか確認しましょう。

目の下クマのまとめ

日頃から気になるクマにはこのようにちゃんと意味があります。

体に出てくるサインは内臓からのメッセージです。

望診が出来るようになると悪い食べ癖や、「食」による体調不良の原因がハッキリと浮き上がって見えてきます。

もしも、あなたが望診を知っていたら、不妊、婦人病、様々な病気や不定愁訴が始まる前に、自分や家族の望診をすることによって未病(まだ本格的な病気になる前)のうちに解決できるのです!

これは一生の財産となります。

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