子宝体質カウンセラーの小山田明子です
皆様からの質問にお答えするQ&Aのコーナーを始めます!
今日はとてもタイムリーなご質問を頂いたので皆でシェアしたいと思います。
Q.夏野菜は体を冷す食材ですか?不妊治療中は夏野菜を食べないほうが良いのですか?
これから、どんどん美味しくなる夏野菜、スーパーや八百屋さんで色とりどりに並ぶ野菜たちは見ているだけでも楽しい気分にさせてくれます。
しかし時々、雑誌やネットで見かけるのが、「夏野菜は体を冷すから妊活中は食べないほうが良い」というような見出し。
夏野菜はトマト、きゅうり、なす、スイカ、メロン等々どれも美味しいものばかりですね。
夏野菜が体を冷すとはどういう意味なのでしょうか
マクロビオティックの考え方である「身土不二」に沿って考えますと、自然に夏野菜が収穫できるのは夏ですね。
夏にその土地でできる物は、その土地に住む人の体のバランスをとってもくれる物です。
夏→暑い→体を冷ましたい→夏野菜
というように考えられます。
ちなみに栄養学では夏野菜はカリウムの割合が比較的多いのが特徴です。
カリウムが多い食材を食べると尿が近くなり体から余計塩分を排出します。
従って夏に収穫されるトマトやきゅうりや、ナスやピーマンは体を冷やす陰性食材と考えます。
秋ナスは嫁に食わすなの意味は?
「秋ナスは嫁に食わすな」
この言葉はダブルミーニングで
ひとつは「夏の終盤に収穫するナスはめちゃくちゃ美味いから嫁に食べさせるのは勿体ない!」という、意地悪な姑の言葉です。
もうひとつは「夏の終盤にナスを嫁が食べると体を冷やしてしまう。不妊になるから食べさせないほうが良い」という、嫁の体を労る優しい姑の言葉ですね。
昔の人はナスは体を冷やす陰性の食材だと経験から知っているのですね。「カリウムがうんたらかんたら」なんて無かった時代から生活の知恵として知られていました。日本人の知恵は素晴らしいですね!
妊活中は体を冷やす夏野菜は食べないほうがいいの?
「だったら体を冷やすなら夏野菜は食べないほうがいいんじゃないの?」って思いましたか?
マクロビオティックはそんなに単純で不自由ではありませんよ!
マクロビオティックの基本に「陰陽調和」があります。
陰陽調和の良い例はスイカです。
美味しいスイカは夏が旬ですから、スイカは体を冷やす陰性食材です。適量を食べれば乾いた体に必要な水分を補い、食べ過ぎると、頻尿になったり下痢をします。
昔を思い出して下さい。子供の頃、スイカを食べる時に塩がついてきませんでしたか?
これは塩のしょっぱさで甘味が増すというのもありますが、陰性のスイカに陽性の塩をかけて自然に陰性調和をはかっているのです。
最近の人は塩をかけない人が多いですが、あの塩には大切な意味があったのです。
妊活中は夏野菜を調理して食べよう!
夏野菜は火を通して調理する事によって陰性の力が和らぎます。
たとえば冷やしトマトは最高に美味しいですが、それはたまのお楽しみにして、妊活中はトマトに火を通してから食べてみましょう。炒めて自然塩を軽く振るだけでおいしく仕上がります。またトマトスープにしてもいいですね。
キュウリは陽性のお味噌と合わせてもろきゅうで頂いたり、ぬか漬けにしてもよいでしょう。
ナスはお味噌汁に入れたり、グリルで焼いておろしポン酢で食べても美味しいですね!
このように、工夫して夏野菜を頂けば妊活中でも旬の食材を楽しめます。陰性の野菜に合う調味料は味噌、塩、醤油、などの陽性のものです。煮たり、焼いたり、蒸したりして、色々試してくださいね!
皆さまからの妊活や食と生活習慣の見直しについてのご質問をお待ちしています。いただいたご質問にはQ&Aのコーナーでお答えさせていただきますのでご了承ください。
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