先日、私のクライアントさんが不妊治療を卒業しました。
卒業の仕方はには色々なパターンがありますが、彼女の場合は第一子がいた事もあり比較的スッキリと決意できたようです。
ご紹介させて頂きますね。
仕事も不妊治療も一生懸命頑張った!
Mさんはイギリス在住の現在46歳 旦那さんはイギリス人の白人で重度の乏精子症でした。
イギリスでのIVFを繰り返しましたが疑問を感じ、私にメールを下さいました。一度日本で治療をすることをアドバイスして更に食事療法をガッチリ実行!
病院選びも私と慎重に行い、素晴らしい努力と幸運に恵まれ45歳で可愛い女の子を出産しました。奇跡です!!
そんなMさんは日本のクリニックに実は凍結卵がまだ残っていました。
数か月前に日本に遊びに帰国されたMさんは私の所へ来てくださいました。可愛い女の子は1歳になろうとしています。
お悩みは「育児はものすごく大変だけど、今凍結している受精卵を移植したらいいのかどうか分からない。夫は凍結卵がある事すら忘れている。1人の育児でも手いっぱいだけど、もしも兄弟がいたらいいのかな?とも考える。もう、どうしたらいいのか分からない。」
とのことでした…
凍結卵を破棄する?移植する?
凍結卵を廃棄するのは簡単です。しかし、Mさんは46歳、もうじき47歳です。妊娠するにしてもかなりハード。しかし受精卵を廃棄してしまったらもう次のチャンスとチャレンジは無いでしょう。
Mさんも移植の背中を押してほしい様子でした。ご主人は基本的に「君の好きにしたらいいよ」という良くある男性のスタンスなので(良くも悪くも!)Mさんがやると言ったら反対はしません。応援してくれます。
Mさんのお話をじっくり聞いて私が感じた結果をMさんに伝えました。
あなたにとっての後悔のない不妊治療の卒業の仕方は?
「きっと後悔のない不妊治療の終着駅はMさんにとっては移植のような気がします。Mさんは仕事も人生も人が選ばないような辛い道をとことんやりぬいてきた人。そうして大好きな仕事や出産までも成し遂げた人です。きっと移植して陰性でも陽性でも結果はどうであれ、移植した事でやり残した感を心に残す事はないでしょう。年齢的にもMさんにとっては最後の生殖チャンスですから後悔の無いようにすることはとても大切です」とお話しました。
Mさんは背中を押されたかったので「やっぱり、移植します!さっそくクリニックに連絡します!」と決意が固まりました。
「でも実家の母には言えません。この移植の事」とお話してくれました。
まあそうでしょう。お母様はかなり心配されるでしょうからね。そこは結果が出てからでも良いでしょう。
結果は妊娠していなかったけどサッパリした!
移植の結果、妊娠判定は陰性でしたが、Mさんはスッキリとしたお気持ちでまたイギリス帰っていかれました。
お嬢さんがいますので、第一子の為の治療を卒業するのとは訳が違いますが、Mさんはひとつの卒業の形を見せてくださいました。とにかくMさんはやり切ったのです!ですからもう後悔の念はなく、自分の妊活道を客観的に見れるようになっていました。
Mさん お疲れ様でした!そして素敵なストーリーをありがとうございました!私も沢山の感動と奇跡を見せていただきました。
私がいつもカウンセリングやセミナーでお伝えしていること。それは、必ず女性は生殖の限界の時がくる。
だから「今日が一番若い」からこそ今日からできる事を一生懸命やる!限界が来たときに後悔しない妊活を実践してもらえたらいいなあと日々活動しています!
子宝カウンセリングを受けたことがあり継続コースをご希望の方
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