流産4回 不育症を乗り越え妊娠しました!
抗リン脂質抗体症候群 4回の流産を乗り越えて 妊娠したMさま(37)
M様は 16か月前に私の子宝カウンセリングを受けてくださいました。
その時の感想も 以前紹介させていただきました。
私がとっても印象的だったM様との思い出は和食に切り替え「ししゃもと白いご飯を食べたら涙が出てきた」というエピソードでした。
私もその話をM様から聞いたとき自然と目頭が熱くなってしまったのを覚えています。
本当に体が求めていた食に出会った時、人の心は震えるのだなあと私も改めて実感しました。
そんなM様がこの度、苦難を乗り越えて妊娠することができました。
非常に壮絶な妊娠までの道のりでしたので、私はM様にお願いして詳しく妊娠までの経過をまとめて頂きました。
なぜならM様のストーリーは沢山の不育症に悩む方の参考になると思ったからです。
M様ご協力いただき誠にありがとうございます。 早速皆様とシェアさせていただきます。 (本人了承済)
流産した時、生きていてくれたらそれでいいと言ってくれた夫
アッコ先生
ご無沙汰しております。
このたび妊娠することができました!2023年8月中旬妊娠約11wになります。
これまで4回の流産を経験し、今5回目の妊娠にてヘパリン注射を併用しながら順調な経過を辿っております。
以下時系列で簡単に今までの経緯と取り組んできた事などお伝えさせて頂きます。
2021年10月にはじめての流産を経験。
2022年3月に2回目の流産。
2022年3月 流産後アッコ先生のカウンセリングを受ける
2022年4月 不育症専門医にて検査→高リン脂質抗体症の数値が出る。次回体外受精時から飲み薬のバイアスピリンを飲むことに
2022年6月末 3回目の流産→転院を決める
2022年11月 転院先病院にて採卵
次回からヘパリン注射も使用することに。
2023年3月 4回目の流産→過去4回の流産は全て心拍確認後の約8w前後でした。
2023年7月 妊娠判定陽性
2023年8月 現在に至る
1回目2回目の妊娠時そもそも妊娠出来たはいいものの、今までの食生活が乱れていたせいで妊婦になった時に何を食べていいか分からなくなっていたということ、さらに2回も流産をしてしまったということでこれはちゃんと体づくりをしなくてはと思いアッコ先生にご指導頂きました。
それまでの食生活は朝は食べず、昼は卵かけご飯のみとかラーメンとかたまに定食、夜は毎日お酒を飲み、お酒のつまみで適当なものを食べるという生活でした…。冬の週末夜だけは毎週鍋をしていたのでまだましでした 笑
今考えるとよくそんなんで生きてたなと… 笑
☆ご指導頂いて大きく変えた事は
・毎日3食食べるように。
・今までほとんど食べていなかったお米を食べるようになった。
・バランスの取れた和食基本の食事になった。
・甘いものをほとんど食べなくなった。
・お酒もかなり減らしました。週2日くらい
・季節の食べ物を意識するように。
・食材の持つ性質にも興味が出て意識するように
・ぬか漬けも始めました。
などです。
2回目の流産後食事改善を取り組みながら不育症の専門医のもとで検査をしたところ高リン脂質抗体症候群という体質ということが分かりました。
そこで飲み薬の「バイアスピリン」を次の体外受精の日から飲むことになりました。
次の体外受精で妊娠しましたがその時の妊娠はずっと大量の出血が続き調子が悪く、結果3回目の流産になってしまいました。
このタイミングで不妊治療の方の病院の転院を決めました。いい先生だとは思っていましたがなんとなく治療方針に疑問を持つようになり疲れてしまい凍結卵もかなり残っていたので悩みましたが思い切って転院することにしました。結果的には転院して違うアプローチで取り組めたことで私にとっては負担も軽くなりよい選択だったと思います。
バイアスピリン服用でも流産したということで次回はステップアップしてヘパリン注射も使用することになりました。
次の体外受精で4回目妊娠に至りましたがその時はhCGの値が低く半々の確率という診断をもらいました。そんな状況でしたが悲観しすぎずヘパリン注射やってみましょうということでヘパリン注射を開始しました。
はじめてのヘパリン注射の指導を頂いた際は普通の注射器にビビり(採卵の際に使用したペンタイプの自己注射のようなものを想像していました)泣きそうになりながら打ちました… 笑
結果的にはこの妊娠も4回目の流産になってしまいました。当日はとっても悲しい気持ちになりましたがもともと厳しいと分かっていたということもあり、よし次また頑張ろう!次まで約2ヶ月エンジョイしよう!という気持ちで過ごす事が出来ました。
食事改善をしていく事でメンタルも安定してきたような?気がします。
そして先日体外受精にて5回目の妊娠判定が出て不妊治療の病院も卒業し無事今も約11wで妊娠を継続することが出来ております。
毎日の2回の注射は辛いですがアッコ先生がおっしゃっていたように仕事だと思って淡々とこなすようにしております 笑
☆食養生後に体に起こった変化
・元々痩せ気味だったのが食べる量は増えたのにさらに痩せました…!健康的なバランスの良い食事を続けたら自然と痩せていくのだなと実感。夫も痩せました…!ただ私はあまり痩せたくないので健康的に太るためのアドバイスをさらに頂いたので実践しております。
・肌がきれいと言われる事が増えた!
・メンタルが安定したと思います。
不妊治療を始めた当初は4回も流産を経験するなんて思ってもいませんでしたがそのおかげで食生活を見直すキッカケを持てたこと、もしかしたら自分以外の人も経験しているかもしれない悲しみや痛みに気がつけたこと、今まで知り得なかった気持ちや考えに至れたことは妊活だけでなくこれから先の人生においてもとてもプラスになったと思っております。
流産するたびに夫は私が健康で生きていてくれれば十分と言ってくれました。
ありがたかったし本当にそうだなと思いました。
不妊治療を続けていると先が見えない不安などもありますがまずは自分自身を大切にして、さらにパートナーとの関係も大切にしながら追い込みすぎずゆるりと向き合うぐらいが私にとってはちょうど良かったと思います。
もちろん今の妊娠も確実ではありませんがせっかく頂けた小さな命を大切に育てて行けたらと思っております。そのためにも引き続き楽しみながら食事療法を続けて行こうと思います。
アッコ先生にご指導頂いた事で食生活がガラリと変わり心身共に健康になったと感じております。
もしあのままの食生活でなんとか出産までこぎつけたとしても子供をきちんとした食事で育てる事が出来なかったのではないかと思い本当に改善してよかったと思っております。
これまでありがとうございました。そして今後ともよろしくお願いいたします。
☆小山田からお礼とコメント
M様 つわりの中本当に分かりやすい妊娠までの具体的なお話をありがとうございます。
太れない体質は元々「脾胃」の柱が弱い証なのです。
そのような方はとにかくよく噛んでゆっくり食べるということがポイントになってきます。一口30~50回カウントしましょう。
今までの 習慣を治すのは少し難しいですが 胃腸大守るため、特に妊娠中は意識して心がけてください。
初めてM様がコウノトリごはんに来てくださった時、今までの食生活の話を聞いて私も「これではまずいな」と思いました。
そして不育症の検査についてもいろいろとお話をさせていただきました。
その後M様は不育症の検査に行かれたのですが、この判断はとても良かったと思います。
大切なポイントは検査に行くことを躊躇しないという勇気です。
時々、子宝カウンセリングを受けてくださる方の中に、「西洋医学には頼りたくない」と強く思い込んでしまっている方がいます。
しかし 東洋医学だけはどうしても追いつかない部分というものもありますので、西洋医学の良い部分(特に診断)と東洋医学をベースにした食養生と生活習慣を合わせて実行して行くことが妊娠への近道になるといつも私はお伝えしています。
ですからM様の勇気ある 食や生活習慣への変化も素晴らしかったです。
ずっと食べて来なかった「お米」に切り替え、毎日の小さなことまで意識をしてくださいました。
そしてご主人もとっても協力的だったとお聞きしています。
夫婦が一緒に同じ方向を見て歩んでいくことの大切さを私も学ばせていただきました。
流産するたびに「生きていてくれればそれでいい」というご主人の言葉は深い人間愛を感じます。
M様のこのレポートで不育症に悩む方がたくさん救われると思います。
勇気とその素直な心を教えてくださりありがとうございました!私も泣きそうです。
安定期まであと少しありますが、つわりは必ず終わる時が来ます!(*^^*)
どうぞ残りのマタニティライフを楽しんで生活してください。
どんな教科書よりも参考になる妊娠までの実話を教えて下さり本当にありがとうございました。
温かい出産を祈っています(*^^*)
子宝カウンセリングを受けたことがあり継続コースをご希望の方
★著書のご紹介★
マクロビオティックをベースに「食と生活習慣」を見直す方法を具体的に書きました。
妊娠にむけて体作りをベースからしっかり始めたい方、不妊、婦人病に悩む方、穏やか更年期を迎えたい方へ
とにかく簡単で楽しい食養生の方法をお伝えします!