私が子宝カウンセリングをする際に注意している点がいくつかあります。
特に食事に関して問診をする際、少しずつ掘り下げていくことを大切にしています。
例えば、先日相談に来られた方の話で驚いたことがありました。
若くして子宮腺筋症!
その方はまだ20代後半ですが、すでに子宮腺筋症を患っており、生理痛がひどすぎて救急車を呼んだことがあるそうです。
産婦人科で検査を受けたところ、子宮腺筋症の影響で子宮が大きくなっていると言われました。
産婦人科ではピルを使った対症療法をしていますが、薬の効果があまりないため、ドクターから別の薬に変更して閉経したような状態にすることを提案されたそうです。
生理を止めることに抵抗を感じた彼女は、私に相談してくれました。
乳製品と婦人科系疾患の関連
マクロビオティック望診法の観点から見ると、生殖器のトラブルは陰陽五行で「腎」に関係があります。
特に乳製品を好む方にはこうした疾患が多いと考えられるため、まず彼女の好きな食べ物について話を聞いてみました。
私が「普段、乳製品をよく摂りますか?」と尋ねたところ、彼女は「乳製品はあまり食べません」と答えました。
私は「それにしては…」と思い、「例えばアイスやフラペチーノのようなものは飲みませんか?」と再度聞いてみました。
すると、「ああ、アイスはたまに食べます」との返答がありました。
「たまにとはどれくらいですか?」と尋ねると、「週に1〜2回くらいかな」とのことでした。
食養生の観点から考えると、週に1〜2回アイスを食べるのはかなり頻度が高いといえます!
このように、少し深く聞いてみると真実が見えてくることもあるため、さらに掘り下げて問診を続けました。
「例えば、チーズやケーキ、牛乳はどうですか?」と質問すると、「そういえばピザなどでチーズをよく食べますし、毎朝パンにスライスチーズを乗せてトーストしています」と教えてくれました。
また、「牛乳も大好きで、毎日飲んでいます」とも言われました。
じっくりと問診を行うことで見えてくる食事の偏り
いかがでしょうか?
最初に「乳製品はどのくらい摂取しますか?」と尋ねた際、彼女は「そんなに食べません」と答えていました。
しかし、時間をかけて丁寧に問診を進めることで、彼女が自覚している以上に乳製品が好きだということがわかりました。
20代後半で子宮腺筋症を発症していることは、食の偏りが原因の一つであると考えるのが自然です。
彼女には、産婦人科での治療と並行して、食養生にも真剣に取り組んでもらうことにしました。
20代後半で子宮腺筋症になるのは早すぎる傾向があります。
彼女は未婚で、将来結婚し、子供を産みたいという夢を持っています。
そのため、未来の自分のために、食について学んでほしいと願っています。
乳製品と生殖器の関係をマクロビオティック望診法で理解する
なぜそのようなことが起きるのかは、マクロビオティック望診法を学ぶとよく理解できます。
牛乳は、生まれたばかりの牛の赤ちゃんのための飲み物であり、早く成長させるための栄養がたくさん詰まっています。
果たして、人間にとって他の動物の赤ちゃんの食べ物が必要なのでしょうか?
このように、最初にクライアントさんが「それほど好きではないです」や「たまにしか食べません」と言った言葉をそのまま受け取るのではなく、体のトラブルと食の関係を理解していれば、さらに掘り下げることで多くの真実が見えてきます。
ですから、私はその方の食生活や日々の習慣について、じっくりと聞き取り、深堀することを心がけています。
これが、相談者さんに最適な食養生法を決定するための基盤となるのです。
子宝カウンセリングを受けたことがあり継続コースをご希望の方
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妊娠にむけて体作りをベースからしっかり始めたい方、不妊、婦人病に悩む方、穏やか更年期を迎えたい方へ
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