産婦人科のブライダルチェックや、不妊治療施設で初めて検査をする時に必ず感染症の検査があります。
その中に性病の検査が含まれますが、皆さんは「性病なんて自分とは縁遠いもの」と思ってはいませんか?
実は普通の人が、何の特別な症状を訴えることなく性病にかかっていたという事は良くあることなのです!
今日は妊娠と大きく関係する性病と不妊の関係についてお伝えします。
◆性病がなぜ不妊に繋がるのか
1. 性病が不妊に繋がる典型的な例として、クラミジアや淋病、梅毒などの細菌性感染症が挙げられます。
これらの感染症は生殖器に感染しやすく、感染が放置されると卵管や精子の通り道に影響を及ぼす可能性があります。
また、性病によって引き起こされる炎症が、子宮内膜や卵巣にも影響を与え、受精卵の着床が難しくなることがあります。卵管閉塞や子宮内膜炎が良くある例です。
2. 炎症が不妊に与える影響は深刻であり、症状が現れないまま進行することが多いため注意が必要です。
不妊のリスクだけでなく、流産や子宮外妊娠なども起こり得ます。
また、男性においても精子の品質が低下する可能性があります。
◆若い男女に多いのがクラミジア感染症
1. クラミジア感染症は、放置すると不妊の原因となる可能性があるのです。
クラミジア感染症が不妊に影響を与える主なメカニズムは、感染が放置されることで生じる炎症です。
具体的には以下のような影響が考えられます。
女性の場合
クラミジアが子宮内に進行すると、子宮内膜炎や卵管炎が引き起こされる可能性があります。これにより、受精卵が子宮にたどり着くことが難しくなり、不妊症の原因となります。
男性の場合
クラミジア感染症は男性の精子の品質を低下させる可能性があります。低精子数や異常な形状の精子が増加することで、受精の成功率が低くなり、妊娠に至りにくくなります。
2. 治療法早期の発見と適切な治療が不妊のリスクを軽減する重要な要素です。クラミジア感染症の治療には主に抗生物質が使用されます。
◆クラミジア治療のポイントは
早期発見&治療
クラミジア感染症は症状が軽いか無いことが多いため、定期的な性感染症検査が重要です。
感染が疑われる場合、すぐに検査と診断が行われるべきです。
・抗生物質の治療
クラミジア感染症に対する主な治療法は、抗生物質の投与です。医師が適切な種類や期間を指示します。治療中には性行為を避け、パートナーも検査・治療を受けることが勧められます。
・定期的なフォローアップ
抗生物質治療後も、感染が完全に除去されたかどうかを確認するために定期的なフォローアップ検査が必要です。そうすることで、再感染や慢性感染の状態を防ぎます。
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