クライアント様の中には、マクロビオティック望診法をベースに食養生に取り組み体が変わり始めて、私の予想よりもはるかに早く、あっという間に妊娠する人がいらっしゃいます。
現在妊娠中のN様(30代前半)もその一人です。
N様がコウノトリごはんのカウンセリングを受けて下さったときは、メニエール病や甲状腺機能低下症、子宮内膜ポリープ切除など、さまざまな病名と不定愁訴が事前質問票にかかれていました。
私はこれはなかなか時間がかかりそうかな?と思いましたがN様のひるまない努力とご主人の協力であっという間に体質改善の道が開けました。
まずはN様から頂いたカウンセリングのご感想をシェアさせていただきます。(ご本人了承済)
カウンセリングを受けたきっかけ
不妊治療(西洋医学)、漢方、鍼灸、サプリ、運動等と一通り試したものの結果が出ず、もはや食事を変えるしかないのでは、と思うようになり、まずは自分なりに緩めのグルテンフリーを実践するようになりました。
同じ頃、不妊に強い漢方クリニックに転院し、食事を改善するように細かく指導を受けました。
そこで自分なりに勉強しようと思い、色々な本を読み漁る中で、小山田さんの本 “「妊活食事法」コウノトリごはん” に出会いました。
軽妙な語り口で読んでいるだけでエネルギーをもらえたのですが、五臓チェックリストをやってみても、全てに当てはまっているような気がして、自分が何タイプか分からなかったので、より詳しく自分の状態を知るためにカウンセリングに申し込みました。
その後、1週間の食事日記添削をしていただきましたが、赤ペンの内容を見るとまだまだ練習が必要に思いましたので、32日間の添削コースを申し込みました。
自分の生活で改善したこと
- 調味料を一新。原材料のラベルを読むようになった。
- 小山田さんおすすめの「薬膳食典 食物性味表」で食材を調べ、冷えが強かった私はなるべく「涼」「寒」の食材は避けるか、使う場合は調理法を工夫する。
- 1週間の中で、いままで私の体に対して多過ぎた肉の主菜を減らし、魚の主菜を増やす。3食の中で、動物性の主菜はなるべく1日に1回になるようにする。
- 野菜の副菜を増やす。肉や魚を食べる時は、消化を助ける野菜を合わせるようにする。
- コンビニやランチの外食では、食べられるものが少ないので、残業が多い時期は昼・夜お弁当を持って行く。(お弁当箱の6~7割は米、おかずは全て残り物でお弁当のためにおかずを作るような無理はしない。)
辛かったこと
- 乳製品やお菓子を控えること。慣れるまでが辛い。でも、コウノトリごはん式では、完全になくすわけではないので(4日に1回等、自分に合った適切な頻度を教えてくれる)、無理なくチャレンジできる。
- 外食やテイクアウトする時の選択肢が減った。世の中には体の負担になる食べ物が溢れている…
- 残業や休日出勤で働きづめで、睡眠時間がなかなか確保できなかった。
食養生の効果
- 体調に合わせて、献立を工夫できるようになった。
- 夫も自分も、お肌がピカピカになり、するすると痩せていった。
- 毎年地獄の苦しみだった花粉症がほぼ出なかった。生理痛も軽くなった。
続けられたコツ
- 夫が非常に協力的で、一緒にトライできた。夫とカウンセリング結果や添削を共有すると、夫も積極的に食材の効能を調べてくれたり、献立を一緒に考えてくれるようになった。私が何かを控えると、夫も付き合って食べないようにしてくれたりと、精神的なサポートも大きかった。
- もともと料理は好きだったが、鍋や調理器具をアップデートし、さらに料理が楽しくなるようにした。
コウノトリごはんのカウンセリングを受けてみた感想
最初のうちは自分なりに工夫した献立でも、添削を見るとまだまだ改善の余地がありました。
添削を何度も見返して、毎週の献立をアップデートしていき、花丸の数が増えていくのが嬉しかったです。
紙いっぱいに小山田さんのスーパーポジティブなコメント、かわいいイラストが添えられており、妊活に夫以外の伴走者がいることを心強く感じました。
3往復もすると、安定して献立が立てられるようになりました。
カウンセリングでは、まずは3カ月頑張ろうと励ましていただきましたが、実際にはカウンセリングから1か月後の移植で妊娠することができました。
自分でも明らかに体が変わってきているなという感覚が持てていましたが、長期戦を覚悟していたので、まさかこんなに早く成果が出るとは思わず、食養生の大切さを実感しています。
食養生による妊活は、お金を湯水のように使う必要がなく、また今すぐ始められる点もメリットですが、私にとっては、不妊治療から目を逸らさせてくれたことが大きかったです。
不妊治療では、高額な治療費や仕事との両立、薬の副作用と辛いことばかりで、妊娠できない自分を直視せざるを得ません。
一方、食養生については、妊娠のことはひとまずおいておき、まずは自分や家族が健康になれたらいいな、という前向きな気持ちで取り組むことができました。
自分をケアするポジティブな気持ちを持てたことで、赤ちゃんを迎える心の準備もできたように思います。
もう一つ、自分にとっての大きな気づきがありました。
父方、母方とも大家族かつ食いしん坊が揃っており、また母や祖母が料理上手だったため、食卓にはいつも主役級の大皿料理がいくつも並んでいました。
さらにそこに副菜が何品か加わり、みんなとにかくお腹いっぱいまで食べるのです。
そしてそれは私の中の「豊かな食卓」「幸せな家庭」のイメージになりました。
そのため、結婚してからの私は、豪華になるように洋風メニューや肉の主菜に頼っていました。
そして、一汁三菜を用意しているにも関わらず、自分の料理が貧相に思えて、夫に対してもこんな食卓で申し訳ない、という気持ちがありました(夫は満足してくれていましたが)。
しかし、食養生を実践することで、自分の体質に合った食事は、一見質素でも、これもまた「豊かな食卓」なのだ、と思えるようになったのです。
母も祖母ももちろん栄養バランスや健康を考えて毎日のごはんを作ってくれたことに違いありませんし、今でも母や祖母のごはんが大好きですが、自分はこれからは食養生の知識をもって家族の健康を食事でサポートしていける、子供が自分自身で健康を管理できるように食養生を伝えていけることも自信になりました。
妊活とは直接関係ありませんが、暮らしの中の大きな部分を占める食事について、心から納得できたことは大きかったです。
これまで愛溢れるご指導をありがとうございました。小山田さんの愛が一人でも多くの方に届きますように!
小山田よりコメント
うううう!N様! 目頭が熱くなってしまうご感想をありがとうございました。
こんな風に、コウノトリごはんのカウンセリングを通して食や家族についてまでお考えになってくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです!
そうです!マクロビオティック望診法の「食」とは自分の健康だけではなく、家族や友人や自然、環境etc そういった大きい目線でつなげていくことができるものなのです。
動物でも植物でも、命がある。その命をありがたくいただき、血や肉として、排便しまた大地に帰っていく。
自分の体調が変化すると、家族の不調にも気が付くようになり、そこも考えて献立が組める余裕も出てくる。
妊活という範囲だけではなく、N様はご自身の家族や育った背景までじっくりと考え、感謝し、そして未来につなげていく気づきを得てくれました。
仕事も忙しい中、いろいろとありましたがこの32日間の中でどんどん「脾・胃」の柱が立ち直っていくのを私も食事日記からみて取れました。
赤ちゃんを迎える心と体の準備を整えて挑んだ体外受精!
妊娠おめでとうございます!
妊娠中の食養生もぜひ楽しんでくださいね!スムーズなお産をお祈りしています。
素敵なメッセージをありがとうございました。
子宝カウンセリングを受けたことがあり継続コースをご希望の方
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マクロビオティックをベースに「食と生活習慣」を見直す方法を具体的に書きました。
妊娠にむけて体作りをベースからしっかり始めたい方、不妊、婦人病に悩む方、穏やか更年期を迎えたい方へ
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