マクロビオティックの基礎を意識して食事を改善したら便に変化が?!
以前Q&Aのコーナーにて発達障害と腸内環境の関係についての質問がありました。
こちらの質問者様が先ずは1ヶ月間、親子で私の回答記事を参考に腸内環境を整える食事療法にチャレンジし、その報告をいただきました!
中学生と小学生の男児二人。長男は陰陽で分けるならハイパーな陽のタイプ。次男は喘息や夜尿症(おねしょのこと。しかも小児科で重度の夜尿症と診断)の陰性タイプです。
お母さんに、毎日子供たちの便を撮影して確認してもらったところ、驚くほど分かりやすい体質の通りの便をしていたようです。
ハイパー陽タイプの長男はカチカチ便と下痢の繰り返し。陰性タイプの次男は下痢という結果でした。
そんな状態からのスタートですので体に現れる変化が実に興味深い内容です。いただいたメールをまとめましたのでシェアさせていただきます。ご本人様了承済みです。
腸内環境を映し出す便の状態を知る!腸内フローラ!
小山田さんの回答記事を参考にチャレンジした食事療法の1ヶ月の経過報告をします。
毎日息子たちの便の写真を撮り続けて分かったことは、長男が1日のうちに下痢と固くて小さなウンコしか出ていなかった事。そして、次男は形の残るウンコをしていなかった事です。
子供たちに「目標は水に浮くバナナウンチ3本が1日のウンコ量!」と私が言ったときは「ウンコが水に浮くわけない!!」と長男に力説されました(笑)
朝食の基本は、野菜と魚をまるごと圧力鍋で骨まで食べれるごった煮スープ(味は海水塩、たまにオレガノ)を作り、それをお粥にしていました。
そして黒にんにく1かけらを毎日取ってみました。
おやつがわりに、くるみと煮干し、スルメ、のり、魚の乾物(どれも塩だけのもの)をとり、夜は、きんぴらや、おからに根菜たっぷりなものをメニューにしました。このような食生活を二週間ほど続けました。
最初は何も変わらなかった2週間だったが
ウンチだけじゃなく、体調も良くも悪くもならない状態が2週間続きました。
腹持ちが悪く、平日の朝だけたまに肉を投入し、買い物に行ける日は、ぬか漬けを足しました。
すると3週間目から、ウンチ量が増えて来ました。しかしまだ便の状態は下痢でした。
そこから明らかに変化が見えはじめましたのが3週間目後半からです!下痢だった次男のウンチが形が作られてきたのです!
好転反応(ダイオフ)なのか?
母親の私の背中にボツボツと吹き出ものがいっぱい出た同じタイミングで、長男も腕にも蕁麻疹(?)が出てきて痒いと言っていました。
ダイオフ反応来た?(好転反応)って思っていたところて4週目に入りました。そこで次男が友達とお菓子を食べてしまった事が判明し脱落(笑)
でも、いつも下痢だった次男が良いウンチが出るようになり形も硬さもバナナでした。量も2本分あり学校でも出ているようなので、3本分は出ているかもしれません。
母親の私も、この10日間終電帰りで仕事をしていましたら差し入れやら、食事はお弁当依存するしかなく、脱落しました(笑)
優秀だった長男!排便の体感も変化しました!
長男の1ヶ月後の感想
「ウンチの量が増えて、今までは、下痢か固いかの振れ幅がで大きかったけど、今は柔らかい時もあるけど、形はギリギリあったり、固くて出なくて何度もトイレ行ったりしなくなった。あと、内臓の感覚がわかるようになった。途中からね。」
というように便の状態が安定してきたようです。また以下のように排便を体感しているようです。
「”ここ(腸)に何かいる!”って思ってわかるようになろうとしたら、なんか溜まってるのが、わかるようなった。お腹の真ん中にあったのが、少しづつ小さくなってる気がする。」
それから長男は尿の状態やおならの話もしていました。
「おしっこが最近やたらと出る。20回くらい。で、色が濃くて、臭い。あと、おならも臭いあと、体の皮膚の下がウズウズする」
ダイオフ(好転)反応来た〜!と母は感じております。(笑)
食べ物の影響は数日間に渡ります
ちなみに、脱落した母としては、食べないようにしてた糖分とグルテンを取った時、1、2日間何かあるかな?と思いました。特に便に変わりはなかったのですが、2日目から、おならがやたらと出るようになり、そのおなら感が、何というか、おならが出ると、腸に空洞感を感じると言おうか?なんか、奥まで響く感じがしました。
食養生でポッコリお腹がスッキリした!
今までは、多分ずっと腸が張っていた状態だったのかもしれないって思いました。。そして驚いたことに下腹部のぽっこりが無くなっていました。
そこから1週間違反生活をしてしまったのですが、今、またお腹が張りっぱなしという感じがします。
辛いもの食べたら、次の日には、お尻痛いウンチ出るのですから、その日食べた物はその日のうちに影響するのかと思っていましたがもっと長いスパンで食べ物の影響が出るということに気が付きました。
食養生をしてから味覚が変化しました!
あと、味覚も変わった気がします!
調味料を入れないと、美味しいと思えなかったのですが、今、調味料は、海水塩のみで十分です。
そのスープをベースに味噌や醤油をちょっと足すだけで、とても美味しいですし、野菜から出たスープが甘いと感じます。
長男も、「前みたいに醤油ドバドバ入れないで、『ちょっとがいい』って思えるようになった!」
といっています。
次男も、煮干しとか、魚の乾物とか食べない子だったけど、良く食べるようになりました。
母親の私もいつの間にか、市販のチョコを美味しいと思わなくなっていました。ちょっと前まで、ミニチョコを仕事場に買って持って行ってたのですがね。不思議です。
以上 一か月報告でした。またお知らせしますね。
腸内フローラや子宮内フローラなど細菌のバランスを整える事は健康管理や妊活をスムーズにすること
非常に興味深い経過報告でしたね。お母さんが気が付かれてように、食事療法はその日のうちに直ぐよくなるわけではなく、じわりじわりとゆっくりとでも確実に体の根本から変化していきます。
そこが薬とは違うところです。結果をあせらず、でも地道に継続していけば体質改善ができます。
これは私がカウンセリングをしている不妊で悩んでいる方たちにも同じ事がいえます。
一般的には腸内フローラという言葉がいろいろな現場で使われますが、不妊治療の現場では昨今”子宮内フローラ”という言葉がよく語られます。
子宮内の細菌バランスも妊娠には大切であるということがいわれています。
西洋医学では腸内フローラと子宮内フローラは無関係と言われていますが、東洋医学の陰陽五行で考えると無関係とは考えずらいです。
こちらの話はまた、改めて記事にしますね!お楽しみに!
子宝カウンセリングを受けたことがあり継続コースをご希望の方
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