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小麦好きからお米派へと転向!

 卵巣がんを経験したAさんの食事改善!小麦好きからお米派へと転向!

コウノトリごはんでは、妊活のためだけでなく、慢性疾患の改善を食事でサポートしたいという方々もお越しいただいています。今回は、その中でも特に印象深かったAさんの事例をご紹介します。 

◆長年の皮膚のかゆみと卵巣がんの経験

Aさんは46歳。長年続く慢性的な皮膚のかゆみに悩まされており、その改善を目指してご相談に来られました。

彼女は20代後半にお子さんを出産されており、妊活が目的ではありませんでしたが、子供のときから続く皮膚の発疹やかゆみをどうにかして改善したいということでした。

お話を伺っていくと、Aさんは食事に対しても深い関心を持っていましたが、特に38歳の時に卵巣がんの手術を経験されていることがわかりました。

がんという病気は、1年や2年で突然現れるものではなく、10年から15年かけて徐々に進行することが多いです。

ある程度の大きさになると急激に成長することもありますので、自己流の経過観察は避けるべきです。

そこで、だいぶ過去の食生活を詳しく伺うことがとても重要でした。 

◆Aさんの食生活の問題点は小麦と油の多い食事

Aさんは幼い頃から菓子パンが大好きで、朝食は菓子パンやトーストに牛乳、時々サラダや目玉焼きなどの洋風メニ

ューが定番でした。

大人になってからも、その小麦粉愛は続き、朝昼晩、パンを食べ続けても構わないほどでした。

日常的にうどん、パスタ、揚げ物など、小麦と油を多く含む食事が中心だったのです。 

マクロビオティックの望診法に基づくと、このような食事は「お血」の状態を引き起こし、血液の質が非常に悪くなると考えられます。

特に小麦、牛乳、油、砂糖の組み合わせを頻繁に摂取していたAさんは、卵巣がんを発症したことも不思議ではないほど、お血体質で冷え性だったと思われます。

Aさんは卵巣がんと診断され、すでに子供を持っていたものの、その診断は大変なショックでした。

それ以来、彼女は真剣に食生活と向き合うようになり、自然療法やマクロビオティック、薬膳料理の本を参考にして学びを深めました。 

◆砂糖と油を断つ挑戦!3か月間の食事改善

Aさんは小麦粉からお米へのシフトを図りましたが、どうしてもやめられなかったのが砂糖と油でした。

家族も自分自身も揚げ物が大好きで、野菜や肉も揚げる調理法が多かったそうです。

さらに、疲れた時にはついお菓子や果物をつまんでしまう習慣が抜けなかったようです。

皮膚のトラブルは陰陽五行で「肺・大腸」と関連があり、この部分は特に油を嫌います。

Aさんは油の影響が皮膚に現れていたのです。

過剰な油の摂取や、砂糖が脳に与える快楽の中毒が、彼女の皮膚問題を悪化させていたのでしょう。 

そこで、私はAさんに3か月間、しっかりと油と砂糖をやめていただくよう食事指導を行いました。

また、望診から得たサインを参考に、避けるべき食材と積極的に摂るべき食材をお伝えしました。

食養生を続けると、頭のモヤモヤが取れてすっきりするという効果が現れることが多いです。

これは、食養生をしっかり実践した方が共通して感じる変化です。

「あんなに好きだったお菓子をやめたら、どうして昔はあんなに欲していたのか、今では不思議で仕方がありません」とおっしゃる方が多いのです。

私自身もこの感覚を経験しています。 

◆食養生による皮膚の改善と心の変化

Aさんは、その後3か月間、食養生をしっかりと実践されました。

特に、自分の好物を完全にゼロにするというのは非常に強い意志が必要です。

中毒状態から抜け出すには、少しずつ減らすのではなく、一度完全にゼロにすることが重要です。

3か月後、再診に来られたAさんは、見事に皮膚のかゆみが治まっていました。

私もその結果に感動しました。やはり体は常に治ろうとしているのだと改めて感じました。 

Aさんはがんを体験し、命を懸けて手術を受けました。

だからこそ、食生活を変えると決めたとき、完全に実行できたのだと思います。

これが少し軽い病気の場合だと、なかなか決心がつかず、自分の欲望に負けてしまうことが多いでしょう。

がんや重度の自己免疫疾患など、命に関わる問題に直面すると、人は本気で食養生に取り組むようになります。 

◆妊娠と食養生!本気度が成功を左右する

しかし、不妊は命に直接関わるものではありません。

だからこそ、「妊娠できるように体質改善をしたい!元気なお母さんになりたい!」と思いつつも、日常の誘惑に負けてしまう人が多いのです。

私自身も39歳までの過去には、そのような状況に陥っていました。

しかし、なぜか「体を元気にして子供を産み、母親になる」という強い気持ちがあり、食養生の世界に飛び込んだのです。

マクロビオティック望診法を学び、食養生で根本から体質改善に取り組んだ結果、40代で奇跡的に2人の子供を授かることができました。 

Aさんのように、本気で取り組む方は少ないかもしれませんが、本気で取り組んだ人には必ず何かしらの結果が現れます。

食養生の成果は数字では測れませんが、体重の減少、病気の改善、妊娠、そして肌の健康状態の向上など、目に見える形で現れてきます。

Aさんにとって、がんの経験は、今となっては人生を変えるためのギフトとなりました。

私もこの経験を通じて、多くのことを学びました。体験者の話は、どんな教科書よりも心に深く響きます。 

このAさんの卵巣がんを乗り越えたストーリーを参考に、妊娠や出産を希望している皆様も、自分の本気度と向き合ってみてください。

夏休みも終わり、秋は食養生を始めるのに最適な季節です。

ご自身に合った食事を知りたい方は、ぜひ直接お話ししましょう(*^^*)



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