前回の「卵子凍結がもたらす希望と可能性は未来へのプレゼント」に続き、後半を一緒に進めましょう。
★卵巣刺激が終わった!次は採卵です!
採卵は膣からの細い針を使用して卵巣にある卵胞を回収します。針と聞くと怖いと思う人もいるかもしれませんが、私は無麻酔も麻酔有も両方経験していますが、どちらもメリット、デメリットありますが、その話はまた次回にしましょう。
*膣からの針刺し
通常、採卵は麻酔で寝ている状態、または無麻酔は局所麻酔で行われ、医師は超音波を使用して卵巣の位置を確認します。卵巣に針を挿入し、卵子を収集します。クリニックによっては麻酔の選択があるため、心配な方は確認してください。
*卵子の凍結
収集された卵子は急速冷凍法を使って凍結されます。液体窒素を使用し、卵子を急速に冷やすことで損傷を防ぎます。
*卵子の保管
凍結された卵子は特別な容器に入れられ、液体窒素のタンクで保存されます。これにより、卵子は長期間にわたって保存されます。
これで卵子凍結のはじめの一歩が終わりました。
★凍結卵子で未来妊娠を望む時が来たら
あなたは結婚したり、子供を望める環境になったら、凍結卵子を融解し、パートナーの精子と結びつけるプロセスが始まります。これが体外受精で行われる顕微授精です。
*卵子の融解
凍結された卵子を取り出し、特殊な液体を使用して急速に融解させます。融解した卵子は元の形態に戻ります。
*卵子の評価
融解した卵子の質を確認します。一部の卵子が損傷する可能性があるため、慎重な確認が必要です。健康な卵子が選ばれ、次のステップに進みます。
*精子の選別
顕微授精を行うために、使用する精子を選別します。形が正常で運動能力のある精子が選ばれます。
*顕微授精(ICSI)
卵子と精子は顕微授精で結ばれます。特殊な細い針を使用して精子を卵子に注入し、受精を始めます。
*受精後の培養
受精後、胚は培養器の中で成長を続けます。通常、着床寸前の胚盤胞と呼ばれる状態の受精卵になるまで5~6日かかります。
*胚の移植
胚が成長したら、医師は胚を子宮に移植します。通常、3日目の初期胚と呼ばれる受精卵、または5~6日目の胚盤胞が移植されます。妊娠の成功率は個々のケースによって異なります。特に女性の年齢が重要な要素です。
★正しい生殖の知識が安心への鍵
卵子凍結に興味があっても、正しい知識が不可欠です。私は日本不妊カウンセリング学会の不妊カウンセラーとして、オンラインセミナーで生殖医療や妊活の基礎知識、治療の流れをわかりやすく説明しています。
正確な知識は治療の不安を軽減させ、不妊治療をする方が一番悩むクリニック選びにも役立ちます。
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アーカイブもあり、自分のペースで学べます(*^^*)
皆さんが健康で幸せな未来を迎えられることを心から願っています。
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